最早名も付かぬ日々

知らぬ間に四年生になった。じきに五年生になるだろう。


最早名も付かぬ日々だけが山積し、新しい天使が冷ややかにそれらを見つめている。


友人と別れ、恋人と会った帰りのタクシーでこれを書いている。コンサータに均された精神でも、運転手に話しかけられれば自動的に高く甘い声が出る。つまり、そのようなことしかやってこなかったことだけがわかる。

この後は後輩と話をし、薬を飲んで眠るだろう。そしてまた1つ名も付かぬ日々が積み上がっていく。